五島しまあそび

福江島の鬼岳四季の里で椿油絞り&椿油でポテトチップス作り体験

五島のシンボル鬼岳のそばにある、鬼岳四季の里で椿油絞り&椿油でポテトチップス作り体験をしてきた。子連れ家族も数組来ており大賑わいだった。
体験時間は1時間半だが、説明も上手く、しゃべりが面白いため、あっという間だった。

五島市の椿油の生産量は全国でもトップクラスで、2016、2017年は日本一の生産量になっている。年度によっては東京の伊豆大島が一位の年もあり、「東の大島、西の五島」と並び称されるほどの椿の名産地である。

椿油は食用として高級食用油にもなるし、美容品としては資生堂のシャンプーTSUBAKIの原料にもされ幅広く利用されている。

そんな椿油を椿の実から実際に作ってみる、という体験ができる。
椿には茶色い実がなる。
その実を炒って、すりつぶし、熱湯の中に入れて、水と油を分離させ、最後に水分を飛ばすことで椿油を抽出する。

すりつぶすのは昔ながらの臼に実をいれて、杵でたたいていく。この杵がまた重いんだ。お餅以外にも使われることがあるんだね。
最初のほうは実が臼のそとに飛び出してしまわないようにそっとつき、徐々に強くついていく。ついていくと段々と香りがしてくる。


すると徐々に粘り気がでてくる。それをすくって熱湯にいれる。


熱湯の上澄みに油が浮いてくるため、それをすくってフライパンにいれて水分を飛ばす。
最後に濾すことで琥珀色の椿油が抽出される。


現在はこんなに手作業は発生せず、機械で椿油を抽出しているらしい。
最後は抽出済みの椿油であげたポテトチップスを山ほど食べられる。

参考
https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2020/08/1597905972.pdf